今日は朝から雨降りのせいか、気分が晴れません。。。
たまたま休みを取っていたことで救われました。
朝から布団から出ないのは入院以来です。
久々に起きるのが辛いと感じました。
フェマーラを飲む為に朝食を取り、飲んでから横になり・・・
暫く横になってはいたものの
「何かしなければ・・・」という焦燥感にかられパソコンに向かっていました。
ただ、寝ているだけというのがとてももったいなく感じてしまうのです。
「貧乏人にもお金持ちにも平等に与えられるのが時間です。
どんなにお金を持っていても1日が30時間にはならないように
どんなにお金が無くても1日が12時間になることは無いのです。」
・・・と、いう話を聞いたことがありますが
実際はそうでも無いと気づきます。
お金がある人は、お金で人を雇うことによってひとりでやる半分の時間で
仕上げることが出来ます。
また、貧乏だと電車に乗れば10分で済むところを
歩いて2時間かかってしまうかも知れません。
乳がんの治療も同じです。
先進医療保険に入っていれば治療費を気にせず、
あらゆる治療を受けることが出来ますが
保険に入っていなければ、まず、治療費の心配から始めなくてはなりません。
そこに治療の選択をする余裕はありません。
きっかけは昨日の友人との会話でした。
「もう、治ったんでしょう?」
と、その友人は声をかけてきました。
それは
「手術したんだから治ってよかったね」
と、いう意味だと思うんだけど
実際は違うから
「ううん、手術は終わったけど、転移しないように薬を飲んだり、点滴しているんだ。」
と答えました。
すると
「ふうん・・・元気そうに見えるから良くなったんだと思った。
よくわからないけど大変だね。お大事に・・・」
と、言われました。
なるほど。。。
私も乳がんになるまでは不思議でした。
「ガンを取ったのになんで治療が必要なの?」
という疑問です。
その答えは最近のがん保険のCMでもおなじみの
「その後の治療に保険料は支払われないの?」
というセリフでわかります。
でもがんになってみないと
「その後の治療費がかなりかかる」
ことはわからないのです。
私の場合、乳がんは取りきれていて今はがんが無い状態です。
それは血液検査でもはっきり出ています。
それでも再発防止のためには
点滴をしたり、薬を飲む必要があるのです。
その薬で、軽いとはいえ、筋肉痛であったり、発熱であったり
疲れやすくなるといった副作用があります。
「もう少し・・・まだ、大丈夫?」
と、自分に確かめながら、日常をこなしていかなくてはなりません。
「そんなに痛いなら鎮痛剤を飲めば良い」
と思いますが、一番最初のハーセプチンで熱が出て
解熱剤を投与してもらったあと、肝臓の値が格段に悪くなりました。
医師からも「極力鎮痛剤は飲まないで」と言われたので
筋肉痛や関節痛でも飲まずに我慢しています。
肝臓が悪くなる位なら、軽い痛みは我慢しようと思えるのです。
出産経験者だから出来ることかもしれません。
術後療法では、直接的な副作用は無くても、抵抗力や免疫力が落ちたり
普段何とも無い薬に影響が出たりします。
がんの治療を始めるとそれ以外の様々な事に気をつけなければならなくなります。
今更ながら「保険に入っていれば良かったかな?」と思いました。
保険があれば少々休んでも生活や治療費の心配をしなくて済むからです。
でも、働いていることでがんの事を考えなくて済んでいるかもしれないので
こればかりはどちらが良いかはわかりません。
ただ、今後、乳がんになっていない方に相談されたら
絶対に「先進医療特約付がん保険」をお奨めします!
私の場合、がん保険もお金もありませんでしたが
雇用保険や健康保険に入っているので
高額医療制度が使えるので助かりました。
こればかりは会社と日本のシステムに感謝です。
これからも、感謝の気持ちを忘れずに乳がんと闘っていきます。