地震が無ければ、この事を書こうと思ってました。
ハーセプチン点滴で副作用が出たよし子です。
私は2016年2月10日に左胸全摘手術を受けました。
2月8日から入院して 手術前日の9日にセンチネルリンパ節生検の為のマーキングをしました。
その時見つかったセンチネルリンパ節は2個。
「良かった2個で…」
と、思わず口にしたら
「少ないから良いというものではありませんよ。ここに転移していない事をチェックするので、転移してたら郭清(かくせい)ですからね。」
と、主治医から注意されました。
「わかってます。でも少なければ、先生が楽でしょう?」
と言ったら、キョトンとした顔で私の顔をのぞき込まれました。
「手術時間は短い方がいいです。」
と、伝えると
「確かに、少ないから3時間かからないかも知れないね…」
そして迎えた手術当日。
手術の前日にOS -1を渡されて夜9時から絶食。深夜12時からは飲み物禁止でそこから朝の10時までにOS-1を飲みきります。
でも、お腹が空いていたのでとっとと飲んでしまいました(#^_^#)
私の手術は2番目。
早めに来た父が居心地悪そうです。
なんとなく、他愛のない話をしたような気もしますが、あまり、覚えていません。
「よし子さん。呼ばれたので手術着に着替えて下さいね。」
「はい」
「着替えたら歩いて手術室に向かいます。」
「はい」
「着替えました。」
「じゃ、行きましょう。」
「はい」
手術は初めてですから、ドキドキしました。
手術室の扉が開くとスタッフの方がいて看護士さんとはここまで。
手首のバーコードを機械でチェックします。
「名前を言って下さい。」
「よし子です。」
「はい、今日のスタッフの…」
って自己紹介が始まった。
皆、手術着だったし、キャップしてマスクしてるとよくわからない。
わかったのはいつも回診に来る研修医の若様と麻酔科医の女先生位…
他は手術チームスタッフという感じでした。
「主治医はいないのね。」
と思いながら、そこから手術台まで更に歩いて行くんだけどワクワクが止まらない。
だって医療ドラマのセットみたいな場所にいるんですよ!
(逆です。こちらは本物です。)
ERや救命救急24時とか白い巨塔とか振り向けば奴がいるとか…
こんなにニヤニヤして手術台に乗る人いないよね~
「麻酔がかかって次に目が覚めると病室に戻ってますから」
「何か質問は?」
と、聞き慣れた声がした。
主治医だ!!
何故か嬉しい。
「手術の時ってテーマ曲とかかけるんですか?」
なんちゅう質問してるんだー
「特に無いよ。」
「何かかけてあげようか?」
「何が良い?」
と言いながらゴソゴソ…
「じゃあ、クラシックを…」
「わかった。クラシックね。」
と、クラシックをかけてくれた。
狼狽える研修医とその仲間たち。。。
HaHaHa
「この曲は何?」
と、考えていたら…
次の瞬間、背中から腰にかけての激痛で目が覚めた。
「痛い、痛い、痛い…」
胸の傷より、喉の下辺りと腰がめちゃめちゃ痛い!!
…で手術の夜は痛くて体制を変えたくても、足には浮腫防止の空気圧(マッサージ器みたいなやつ)がセットされてるし、右手には点滴。
ハーセプチンの副作用で思い出した手術の事でした。
また、書くかもね~