アレルギー鼻炎と診断されてから早30年以上・・・

子供のころ、小児喘息だったのが

アトピー性皮膚炎になり、物心ついたころにはずっと鼻水は出っ放しでした。

 

いつもポケットティッシュは手放せませんでした。

小学校に上がる頃、ボックスティッシュを持って行くようになりましたが

それでも1箱一週間持ちません。

 

当時「鼻風邪」と診断されていたのですが

忘れもしない高校2年の時の集団検診でのこと

いつものように耳鼻科検診を受けると判子を押されました。

「ん?何ですと・・・」

そこには

「アレルギー性鼻炎」

とありました。

初めてこの鼻風邪に病名が付いたのですが

今までそんなこと言われたことはありませんでした。

私「これって何ですか?」

検診医「何って・・・アレルギー性鼻炎知らないの?」

私「はい。今までそんなこと言われたことないです。」

検診医「ああそう。じゃ、あっちで説明聞いて・・・はい、次」

 

1学年400人いる女子高だったので

次々診察しなければならない検診医としては

一人にそんなに時間は取れません。

 

「あっち」と言われた場所には看護士さんがいて

「耳鼻科に行って診察を受けてくださいね。」

と、紙を渡されました。

 

それを持っていきつけの耳鼻科に行くと

医師「ふうん。アレルギー鼻炎ねぇ・・・」

私「今まで知らなかったですよ。」

医師「じゃ、薬出しておくから朝、昼、夜と飲んでね。

アレルギーの薬は眠くなるから、運転等には気をつけてね。」

私「免許持ってません。w」

医師「バイクも?」

私「自転車です。」

医師「自転車かぁ・・・大丈夫かな?まいっか。」

 

初めてのアレルギー鼻炎の薬は副作用でとても眠くなりました。

夜は良いけれど特に昼が一番キツかった。

特に午後一の古文の授業は地獄でした。

 

もともとお坊さんで教員免許を持っていたこの古文の先生ですから

教科書を読むとまるでお経を呼んでいるようで

いつも眠らないことはありませんでしたw

 

でも、古典は好きだったので

テストの成績は悪くなかったせいか

「薬のせいじゃ、しょうがないね」

と、仏様のようなお言葉で居眠りを多めにみていてくれました。

 

ま、私以外にも眠っていたので

攻められなかったということもあるかもしれません。

 

今では1日2回で眠くなりにくい良い薬が開発されています。

私が「アレルギー性鼻炎」と判子を押された頃は

ほぼ知るひとぞ知るような患者数が少なかった病気です。

 

それが現在では「大人デビュー」もあるくらい

知らない人はいないポピュラーな病気となりました。

これだけ患者が増えると薬も開発され、

効果があり、なおかつ副作用の少ないものが出ています。

 

乳がんもここ数年で急に患者数が増えました。

輸入に頼るしかなかった薬も日本で開発されるようになり

日本人にあった副作用の少ない薬も増えています。

 

また、今まで治療に困難だったトリプルネガティブ用の薬も

承認待ちで良いものが出てきています。

患者が増えることは良くないとは思いますが

そのことで未認可の薬の承認が少しでも早くなればと願わずにはいられません。

 

冬コートも花粉対策に薄手のレインコートに替えました。

なぜか乳がんになってからアレルギー鼻炎から遠ざかっています。

が、いつ復活するかわかりませんから、長年の経験から

『消臭効果のある花粉対策スプレー』をまんべんなく吹きかけた

ロングレインコートを着ています。

 

スプリングコートより丈が長いですから、見た目は多少悪いですが

『防御は最大の武器!?』

です。。。



投稿者 よし子

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