12人にひとりが乳がんになる時代です。

また、テレビで乳がんの話題があり、急に検索される方が増えたように思います。

特に「これから乳がん検診を受けよう」という方の検索が増えたように思います。

そこでこの投稿をしてみることにしました。

<検診を受ける為に検索されている方へ>

「どのような検査を受けたら良いか悩んでいるなら・・・」

マンモグラフィー(通称:マンモ)と超音波(エコー)をセットで受けられることをお奨めします。

マンモだけでは見つけにくいタイプの乳がんも超音波では見つかる可能性が高いからです。

じゃあ、超音波だけで良いかと言うと超音波は診れる範囲が限られるので、やはり、マンモも必要なんですね。

その後、怪しければ針生検になります。

 

「どこで受けたら良いのか悩んでいるなら・・・」

私もそうですが、大抵、地域の集団検診で受診することが可能です。

ただ、年齢制限があったりするのでそのような場合は直接検査機関に連絡を取る必要があります。

検査で何もなければ良いですが、再検査となる・・・または、乳がんと診断された場合、検査を受けた場所で治療を受けられる場合と検査のみで紹介状で他に治療病院を探さなくてはならない場合があります。

「家から近いから・・・」と病院を選ぶよりも「最新治療が受けられる病院」を選択されることをお奨めします。(近くに最新治療が受けられる病院があるならそれは素晴らしいです!)

なぜなら、結局、手術前になって「治療方法に納得出来ない」と転院される方が多いからです。

セカンドオピニオンやそれに近いアドバイザーの話も参考にはなりますが、料金が発生するのでよくよく考えた方が良いです。

いざ「もしかしたら乳がんかも?」という状況になると

パニックになってしまって、正しい判断が出来なくなると思います。

あらかじめ「乳がんならどこで最新の治療が受けられて、自分ならどこまでなら通うことが可能か?」を知っておくと良いでしょう。

年齢では40代からが集団検診での対象になりますが、最近は30代、20代でも罹患される方もいらっしゃいます。

アンジェリーナジョリーが心配したように家族(特に母親系)にガンの方がいらっしゃる場合には特に注意した方が良いと思います。(何事も例外はあります。)

 

ここから先は、乳がんと診断された場合に治療を行いながら確かめる作業になっていきます。

 

「がん」というと「ステージは?」とステージを気にする方が多いですが

乳がんの場合、ステージよりも顔つきや進行度の方を重く見るべきです。

例えば、大きくても数箇所に発現していても

抗がん剤や放射線療法、薬物療法でガンを小さくすることによって

初期と同様な状態まで小さくすることが可能で

極力小さくしてから手術で切除することになります。

 

また、乳がんはタイプを5つに分けて治療されます。

それがステージが関係ないという所以です。

ホルモン剤が効くタイプなのか、効かないタイプなのか

抗ハーツー剤が効くタイプなのか、効かないタイプなのか

両方効かないタイプなのか・・・(この場合、抗がん剤治療のみになります)

上記の組み合わせから5通りで診断されると言うわけです。

中でも両方効かないタイプのことを「トリプルネガティブ」と言うのですが手術で切除した後

ガンを取りきることが出来れば、再発するまで特に治療はありません。

再発したときに抗がん剤を使用するくらいです。

抗がん剤は沢山の種類があるので、自分に合った抗がん剤を見つければ良いのです。

 

放射線治療もありますが、一生に1箇所1回しか使用出来ないので

最初に使って再発すると同じ場所に放射線治療は出来ません。

タイプによっては、放射線治療は先のことを考えて受ける必要があります。

 

 

顔つきが悪いとか、進行度が早いというと治療の決断を急かされます。

医師は治療法の説明とアドバイスしてはくれますが

どのような治療を選ぶかは、自身で選択することになります。

 

それを選択した結果、どのようになっても自分の責任となります。

乳がんが他のがんと違うのはそこなのです。

あなたの乳がん検診が良い判断の元になりますように・・・

投稿者 よし子

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