アレルギー性鼻炎でした。

昨年までの話です。

 

 

いつもポケットテッシュを4つ位持って外出していましたが

家に着く頃には全てなくなっていました。

その頃はまだ「アレルギー性鼻炎」のことは知りませんでした。

 

学校にはボックスティッシュに名前を書いて持って行っていました。

それをからかわれたりしたのも今では懐かしいです。

(今では普通でしょうが、当時は珍しかった光景です)

 

小さい頃から鼻水が止まらなくて病院に行くと

「鼻風邪ですね」と風邪薬を処方されていましたから、

ずっと自分は鼻風邪なんだと思っていました。

 

そんな万年鼻風邪だった私に

「アレルギー性鼻炎」

と、診断されたのは17歳、

学校の健康診断で高校2年生の時の事でした。

 

その診断を持って病院に行くと

それまでは鼻水が出ても風邪薬しか処方されなかったのが

「アレルギー性鼻炎の薬を出しておきますね」

と始めてカプセルの薬を処方されたのでした。

 

カラフルな粒が詰まったこのカプセルは

飲むと鼻水が出なくなりました。

「こんな薬があったなんて・・・

もっと早く処方して欲しかったよ・・・」

と、思いました。

 

でも、これを飲むとすごく眠くなる。

薬の副作用ですね。

しかも1日3回飲まなくてはならなくって

昼食時に飲んで

午後一の授業が古典だったりすると

ただでさえ、眠気と戦うのが大変なのに

全く授業は耳に入らないことになります。

 

あれから30年経って

気が付くと私の周りで「アレルギー性鼻炎」は珍しくなくなり

そうなると薬も改良が進み

今では1日1回~2回飲めば良い薬や

眠くなりにくい薬も出ています。

 

薬も医療も日々進歩しています。

 

かつての治療が全く変わってしまうことなんて

いくらでもありうるってことは

「アレルギー性鼻炎」ひとつとってみてもわかります。

 

ところが・・・

 

こんなにも

アレルギー性鼻炎の環境が良くなったのに

今年は全く鼻水が出ない。

 

「今年のアレルギー酷すぎ・・・」

と、友人たちはティッシュを取り出しているが

私にはさっぱりなんです。

 

「あんなに酷いアレルギー性鼻炎はどこにいったの?」

 

理由がわかりました。

おそらく、乳がんになったからです。

 

なんでそんなことを考えついたかと言うと

テレビのアレルギー性鼻炎の治し方を特集していた番組を

見ていた時のことです。

 

「理由がわかった!!これかもしれない!」

 

「なんと!命に関わる一大事を体験すると

体内でアドレナリンが放出されて

アレルギー等を抑える効果となってアレルギー性鼻炎が治る」

という理論的な話でした。

 

この話は脳科学で有名な茂木健一郎さんが

某健康番組の解答者のひとりとして参加されていたものを

たまたま見たものです。

 

録画していたのを見たから何時の放送かわからないし

真偽の程もわからないのだけれど

今年、皆がこれほど酷い花粉症なのに

「ならないのはなぜ?」

と、考えるとここに行き着きました。

 

「乳がんになったことであの長患いだったアレルギー性鼻炎が治った!」

これはあながち間違っていないかもしれません。

 

投稿者 よし子

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