TVで『ファイトケミカル』についてやっていました。
「『ファイトケミカル』って何?!」
ってところから調べてみました。
頼みのWikiでは「ファイトケミカル」ではなく
「フィトケミカル(phytochemical)」になってます。
植物中に存在する天然の化学物質であるとされる[1]。
一般的に、「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味する用語として使用されている[1]。このため、植物栄養素(しょくぶつえいようそ、英: phytonutrient)とも呼ばれる。
果物や野菜、マメ、全粒粉、ナッツ等を豊富に含む食事の健康へのよい効果を支持する証拠は十分に存在するが、この効果が植物由来の特定の栄養素あるいはフィトケミカルに由来するかどうかについての証拠は限られている[1][2]。
以上はWikiからの引用です。
興味深いのは
「重要な抗がん剤であるパクリタキセル(タキソール)もセイヨウイチイの木から発見されたフィトケミカルである。」
という一文です。
抗がん剤がファイトケミカルから作られていたなんてびっくりです。
「パクリタキセルは微小管を安定させ、その結果として細胞分裂の間の微小管の正常な分裂を妨げる」点滴薬です。
しかし、このパクリタキセル(タキソール)は「水にほとんど溶けない為、ポリオキシエチレンヒマシ油とエタノールに溶解されている」そうです。
私のようなアルコール系でアレルギーを起こす人には向かないですねw
パクリタキセルは様々な臓器がんに活用されている抗がん剤ですが、ポリオキシエチレンヒマシ油とアルコール成分が含まれているため、重度のアレルギー症状が出やすい問題があったことでステロイド剤や抗ヒスタミン薬などの前投与が一緒に処方されます。
「がんのきほん」というサイトから内容をまとめました。
アレルギー体質患者以外でもステロイド剤や抗ヒスタミン薬(アレルギー対策ですね)を前投与されてから処方されていたのですね。
現在では「血清アルブミン」を結合させた『パクリタキセルアルブミン懸濁型』が販売されているそうです。
この点滴薬の特徴は、アレルギー症状の出る材料を使用しないことで、過敏症対策が必要なくなって点滴時間も30分になったそうです。
この点滴薬の保険適応となっているがんは、単剤投与による「切除不能の乳がんのみ」です。
こうやって見ていくと「保険適用が乳がんのみ」という抗がん剤も少なくないことがわかります。
ファイトケミカルから「タキソール」の話に繋がってしましました。
ネット検索も奥深いですね。